【開催報告】探究学習 教員研修会 ― 探究を「教室の外」へ

令和8年5月9日(土)、共愛学園前橋国際大学にて、ぐんま探究コンソーシアム主催の「探究学習 教員研修会 ― 探究を『教室の外』へ」を開催いたしました。

本研修会は、群馬県内の中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校の先生方を対象に、探究学習を「教室の外」へ広げていくための実践を共有する場として企画されたものです。

一般の方にもご参加いただき、学校外の視点から各校の探究活動についてブラッシュアップも行いました。

参加者
  • 県内高等学校   20名
  • 県内特別支援学校  3名
  • 市教育委員会    2名
  • 大学関係者     6名
  • 企業        7名
  • 大学生       1名

 

研修会の概要

  • 日時:令和8年5月9日(土)
  • 会場:共愛学園前橋国際大学
  • 講師:飯塚 秀彦 先生(長野大学 准教授)
  • 対象:群馬県内 中学校・高等学校・中朝教育学校・特別支援学校の教員、探究学習に関心のある企業・大学生

 

講演:探究を「教室の外」へ

研修会の始めに、長野大学准教授 飯塚秀彦氏より話題提供・講演をいただきました。

講演では、生成AIが普及する現代において、AIに代替されない人材を育成するために探究学習の重要性について実例をもとに話題提供をいただきました。

探究学習を学校内だけで完結させず、地域・社会・大学など「教室の外」のリソースとつなげていくための具体的な視点と実践事例をご紹介いただきました。

  

講演ポイント①
AIに代替される仕事・人の懸念

講演ポイント②
AIと同様に、もっともらしい答えを導いてしまう子どもたち(記号接地とは?)
学校はAIと同様のスキルを育ててしまってはいないか

講演ポイント③
現実世界の対象や感覚・体験と結びつきを体験するための探究学習とは?

 

先生方からは熱心にメモを取る姿や、頷きながら聞き入る姿が多く見られ、日々の実践と重ねながら学びを深める時間となりました。

 

 

グループワーク:生徒が経験により現実と設置する場面をどうつくるか

後半は、講演・問題提起をもとに、参加者同士による対話・ワークショップの時間を設けました。

  1. 先生方から所属校の取り組みや課題を紹介
  2. 様々な立場からアイデアの創出
  3. その他、これからの探究学習に必要な視点

などを対話しました。

 

校種や地域、教科を越えた先生方、また企業の方が一つのテーブルを囲むことで、普段はなかなか出会えない視点や実践と触れることができ、ご自身の取り組みを見つめ直す機会となりました。

 

参加者の声

研修会終了後にいただいたアンケートから、参加されたみなさまの声を一部ご紹介いたします。

  • 新たな繋がりや気づきがあり、たいへん楽しかったです。
  • 今からでも職場に戻って仕事を進めたいと思ったくらいモチベーションが上がりました。
  • カリキュラムなど表に出ているものだけではなく、細かい仕組みやシステムなどの違いで探究の質が大きく変わると感じました。これらを共有するのは講義よりはこのようなグループ協議の場が重要だと思いました。
  • 企業と同じ方向を向きながら、子どもたちに伴走していきたいと思いました!
  • 教育関係者と現場の悩みがわかりました。
  • 企業の方々の考え方を活かしていきたいと思えた。
  • 探究に対する自身の考え、方向性が「間違っていないから、頑張ってみなさい」と背中を押されたような気持ちになりました。
  • 高校のキャリア教育の観点も踏まえた探究的な学習を、中学校、さらには小学校で展開していくためには、長期的な目で見た小中高大のつながりや、地域社会とのつながりを意識し、児童生徒のやってみたい、をとことん後押ししてあげる覚悟が必要だと感じた。

など、多くの学びとつながりが生まれた研修会となりました。

  

おわりに

今回の研修会は、群馬県内の先生方が校種や地域、さらに職種を越えて集い、「探究を教室の外へ広げる」ための具体的なヒントを持ち帰っていただく機会となりました。

同時に、日々の実践に向き合う先生方が学校という枠を越えて出会い、悩みや工夫を共有できる場をつくることも、ぐんま探究コンソーシアムが大切にしている使命のひとつです。

先生方同士のつながりは、いずれ生徒たちの学びの可能性を広げる土壌となっていきます。

ぐんま探究コンソーシアムは、これからも「ぐんまの子どもたちをぐんまの皆で育てる」をテーマに、先生方の実践を支える研修会や、学校・企業・大学・行政をつなぐ場づくりを続けてまいります。

ご参加いただいた先生方、ご講演を賜りました飯塚秀彦先生、ならびに会場をご提供くださいました前橋国際大学の皆さまに、心より御礼申し上げます。

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